乳がん闘病記

ペチャンコ胸のデビュー

手術


第1回目 右胸全摘出手術

2007年5月14日

いよいよ手術当日です。
手術開始時間が朝9時からなので、8時には手術着に着替え病室で待機。
看護師さんが【腹帯とT字帯】を持ってくれて、車イスで手術室に向いました。
手術室に入ると、早速「点滴」(私の場合、両胸全摘のため腕にはできず足のくるぶしのところに点滴をされました。思いの外これが痛い!思わず「痛~い!」と叫んだ程)
と【硬膜外麻酔】を入れるための最初の注射を背中にしました。
その後硬膜外麻酔を入れるためのチューブを背中にいれます。このチューブは0.5mm程度なのですんなり入っていきます(麻酔科の先生の腕がよかった?)。
この後、口もとに酸素吸入機のマスクを着けられ、点滴から全身麻酔が入ります。数は3まで数えられていなかったような…。

手術は、まず左右の胸に【色素法センチネルリンパ節生検】を行いました。幸い両方ともリンパ節には転移していなかったのでリンパ節廓清(切除)せずに済みました。
その後胸の切除が進んでいきましたが、左に関しては開けてみたらがん細胞なのか乳腺症なのかわからない微妙な細胞だったので【術中迅速診】にかけられました。そのため左胸は第1回目手術後、一応元のままの状態でした。
右胸は「乳房全摘、胸筋温存」の形で手術が終わりました。

この間約3時間弱の手術時間だったそうです。この後、麻酔科の先生により麻酔が切られ気管挿管の管を外され、回復室に移動して呼吸や血圧が安定したら病室に戻されました。


【右 乳がん病巣】

病名:浸潤性乳管がん(乳頭腺管がん)
がんの大きさ:3.1~4cm(最大径:3.5×3.0×2.0cm)
Class:V(完璧にがん細胞)
核異型度:G2
リンパ管侵襲:1
リンパ節転移:0
静脈侵襲:1
がんStage:2A





第2回目 左胸全摘出手術

2007年5月28日

左胸全摘手術当日。
午後からの手術のため、朝から右腕に点滴。(前回の手術でリンパ節廓清をしていないので腕への点滴)(朝食から1日絶食です。)
手術室からの連絡が入ったら1回目同様に車イスで手術室へ。

今回は【硬膜外麻酔】はなく( 手術時間も前回に比べると短く、何より吐き気がイヤだったのでこの麻酔はナシにしてもらいました)全身麻酔のみのため、アッと言う間に意識はなくなっていました。

左は【非浸潤性乳管がん】のため温存も可能でしたが、後々の事も考え全摘を選択しました。この選択が間違ってなかった事を後で「病理組織診断報告書」で知らされました。
右同様「 乳房全摘、胸筋温存」の形で手術終了。時間は1時間程度だったそうです。その後の処置は右胸全摘の時と同じです。

手術後に渡される「病理組織診断報告書」によると【非浸潤性乳管がん】が大部分を占めていたけれど一部分にごく小さな【浸潤性乳管がん】が発見されました。


【左 乳がん病巣】

病名:非浸潤性乳管がん、一部浸潤性乳管がん(乳頭腺管がん)
がんの大きさ:浸潤部の大きさ2.5mm(非浸潤部の広がり:3.8×3.3cm)
Class:V(完璧にがん細胞)
核異型度:G1
リンパ管侵襲:0
リンパ節転移:0
静脈侵襲:0
がんStage:1


エストロゲンレセプター(ER):(+)
プロゲステロンレセプター(PgR):(+)
Herceptest score:(1+)

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ビーズで作ったピンクリボン

ブログも公開中です。

術後の治療報告はこちらからどうぞLinkIcon

付録

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病院食メニュー一覧
27日間の入院中に、
病院で食べた食事を掲載しました。

食事メニューへLinkIcon

付録2

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治療費はいくらかかる?
発覚した時から2007年12月末日までに、支払った費用を掲載しています。

2007年度の経費LinkIcon

付録3

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2008年の治療費

2年目の治療費を掲載しました。

2008年度の経費LinkIcon