術後治療
退院後初外来
2007年6月14日
この日はこれから先の治療についての説明と傷口の診察。
最初の診断から入院している時までは、外科手術後は【抗がん剤治療】その後【ホルモン治療】と進んでいくと説明を受けていたので、抗がん剤治療がいつから始まるのか聞けるものだと思っていたら、先生は「ホルモン治療だけで大丈夫だと思います。」と説明。
ホルモンレセプターが2つともプラスだったことと病巣を全て切除し、リンパ節転移もなかったことが「抗がん剤治療」を受けてもあまり結果が変わらないらしい。もちろん抗がん剤治療を受けずに済むならその方を選択!
【ホルモン治療】は「リュープリン皮下注射」を4週間に1度と経口薬「ノルバデックス錠」を毎日。この治療を5年間続けることになりました。
「リュープリン」は脳の視床下部から出される「LH-RH(黄体形成ホルモン放出ホルモン)」の働きを阻害して卵巣からのエストロゲン分泌を抑えるます。
ホルモン受容体陽性の乳がんを治療する注射です。
「ノルバデックス錠」はがん細胞の「エストロゲン受容体」に結合してエストロゲンが結合できないように「結合を阻害」するお薬です。
5年は長いけど私の年齢を考えると、しっかり卵巣の機能を止めてしまった方が、より安心という説明をしてもらい納得。
副作用としては、卵巣の働きを止めてしまうので「更年期障害」の症状がでてくることと、注射したところが赤く腫れたり痛みがでたりすることがあるらしいです。
外来も4週間に1度なのであまり大変でもなくなりました。
傷口の診察では、テープ貼り変えのみ。「水も溜まっていないようだし、大丈夫でしょう。」と言われ、これも一安心。傷口に貼るテープも教えてもらい、家でもお風呂の度に貼り変えることにしました。
このテープ貼り変えは6ヶ月続きます。
2007年6月28日
この日から【ホルモン治療】がはじまりました。
「リュープリン」をおなかに注射。少しチクッとしただけで、終わり。
一応【抗がん剤】の【CMF】と同じ程度の効果が得られるらしいので、お財布にはやさしくない注射です。(3割負担で15,000円程です)
経口薬は最初に診断してもらった近所の病院へ。ノルバデックス錠1ヶ月分(3割負担で 30日分3,500円弱)
その後の副作用は、更年期障害に近い症状がたま~に出る程度。(夜、身体が熱くなって眠りが浅くなってしまったくらいです)
リュープリンそのものの副作用(注射部位が赤く腫れたり痛みが出たり)はありませんでした。
その後の治療経過はブログにて公開中です。こちらから |